2021年5月 コトブキヤ 1/400 エヴァンゲリオン 初号機 HJメカニクス09作例
今回は今年話題のシンエヴァ関連の作例です。
しかも、2つ同時進行での製作!(実質的にはアトランジャーの作例製作とも被っていたので3つ同時進行に近い状況でしたが…)
とはいえ、有難い事だなぁ~と感じております。
こちらが私の作例が掲載されている「HJメカニクス 09」。
シンエヴァ劇場版の特集号です。
私はコトブキヤの初号機とバンダイのRG零号機を担当しています。
仮組(正面)。
このキットは目、顎、腕の黒いラインが彩色済みです。
なのでパチ組でも設定に近い配色が再現出来るのが素敵。
仮組(背面)。
コトブキヤの1/400スケールのエヴァシリーズはシン・エヴァ劇中の雰囲気、スタイルを忠実に再現しているのが好印象です。
首(喉)の可動箇所のピンを削除して後ハメ加工。
下腕部に付くフィン状パーツは腕側のピンを削除して後ハメ。
肩のプログレッシブナイフホルダー部分も受け側のピンを削除。
腹部の緑色パーツ背面に付くパーツは受け側を加工して後ハメにしました。
組むとこんな感じです。
残念ながら膝は後ハメ出来ないので、膝関節のみ完成させてから組み込んで、
マスキングして太ももと脛を完成させました。
完成(正面)。
設定通りの配色にしつつグラデ塗装しました。
配色は…
パープル:パープル+ホワイトにマルーンとタンを少々ベースに
EV-03 エヴァナイトパープル(ガイアカラー)でシャドー。
グリーン:EV-02 エヴァグリーン(ガイアカラー)をベースに+白でハイライト。
黒:ウイノーブラック+マホガニーをベースにマホガニー+白でハイライト。
黄色:EV-05 エヴァオレンジイエローをベースにオレンジでシャドー。
グレー:EV-09エヴァパープルグレーをベースにニュートラルグレーVでシャドー。
基本的にガイアカラーのエヴァカラーをベースに使用していますが
今回、エヴァパープルのみ入手出来なかったので調合しました。
完成(背面)。
パープル、黒、グレー系の上からGXクリアバイオレットを吹いています。
黄色系の上からGXクリアオレンジを、グリーンの上からGXクリアグリーンを吹いています。
グリーン系は劇中の発光している表現をイメージした塗装をしています。
仕上げはEx-セミグロスクリアー プレミアム(ガイカラー)で半つや消しです。
付属品。
キットには設定通りのデザインの武器類も付属。
どれも良い出来なのですが、パレットライフルが少し薄っぺらいのが残念…。
口の開閉ギミック。
口の中も見える箇所は赤で塗装しています。
エントリープラグ挿入部の開閉ギミック。
写真では分かりにくいですが、エントリープラグも含め設定通りに塗分けました。
プログレッシブナイフホルダー部分は片方のみ差し替えで再現出来ます。
プログレッシブナイフも設定通りに塗分け。
パレットライフルを構える。
設定通りなのかも知れませんが、パレットライフルが少し小さいような気が…。
最後にHJメカニクス09で担当したもうひとつの作例、RG 零号機と。
…という感じのコトブキヤ エヴァンゲリオン 初号機 HJメカニクス09作例でした。
作例を担当してみての感想は、比較的シンプルなパーツ構成なので組み易く、
素組での完成度も高いので、プラモ初心者の方にもお勧め出来るキットかと。
勿論、塗装派の人にもアニメ設定の再現度を求める方にお勧めですよ!
2021年4月 合体 アトランジャー ホビージャパン作例
月刊ホビージャパン 2021年7月号にて私が作例を担当させて頂いたのは…
アオシマからまさかの復活!「合体 アトランジャー」です。
合体ロボとガルプラのセットという斬新な展開の新・合体シリーズ第1弾です。
今回の作例が掲載されている月刊ホビージャパン 2021年7月号。
巻頭特集は「閃光のハサウェイ」です。
合体アトランジャー作例の掲載ページは170P~173Pですが、
P156・157の見開きページにもご注目!
以前担当させて頂いた霊子戦闘機・無限(神山誠十郎機)が再掲載されています。
今回は「帝国華撃団・花組が全員集結!」という事で他のライターさんが製作された無限達と一緒に掲載して頂いております!是非、ご確認下さいネ!
アトランジャー仮組(正面)。
成型色で色分けが再現されているのは1975年発売の初代アトランジャーと同じ。
勿論、接着剤不要のスナップフィットキットも初代から受け継がれています。
分離、組換、アトリとの合体等、ブロックトイ感覚で遊べてプレイバリュー高め。
アトランジャー仮組(横)。
アトランジャーの特徴を残しつつ現代風にアレンジされたデザインが素敵。
スタイルバランス的にはかなり小顔で、下半身にボリュームがある感じです。
構造的には骨格フレームに装甲を被せる設計になっています。
骨格フレームは今後発売されるであろうシリーズ共通の設計なのかも…。
アトランジャー仮組(背面)。
腕の内側と足の背面に内部フレーム構造を思わせるディテールがあります。
この辺が現代風アレンジの特徴的な箇所ですね。
エポパテで肉抜きを埋めたパーツ。
アトランジャー本体に関しては組換えを考慮してほぼキットのままで組みました。
工作したのは写真の肉抜きを埋めたのと、膝下の装甲パーツの合わせ目消しのみ。
穂鷹アトリ仮組(正面)。
このキットに同梱されているガルプラです。
新・合体シリーズの新たなテーマ=「美少女」なのだそうです。
時代時代の流行をフォーマットに取り入れて進化を続けてきた合体シリーズ。
今の時代に取り入れたのが「美少女」というのは当然の選択だと思います。
穂鷹アトリ仮組(横)。
サイズ的には約1/12(メガミデバイスと同サイズ)ぐらいです。
アトリの関節パーツはすべてPOM素材製なので強度的には安心感があります。
ただ、塗装する場合は注意が必要かと思います。
穂鷹アトリ仮組(背面)。
手足や背中等に組換え遊び用に3mm穴の接続ポイントが設けられています。
写真ではお尻丸出しに見えますが、ふんどし状のモールドが入ってますよ…。
同じサイズのメガミデバイスと比較。
正直、アトリを仮組して気になったのがスタイルバランスです。
メガミデバイスに比べて首と胴体が短く、膝下が長い印象です。
胴体部分の比較。
アトリの方は首が埋まって見えるのと、明らかに腹部が短い…。
足のみ比較。
太もも部分はほぼ同じ長さですが、膝下がかなり長いです。
…という事で、スタイルバランスを弄る事にしました。
膝下の加工。
左が加工前、右が加工後です。
足首の黒いパーツをほぼ削っています。
膝下の黄色いパーツ内側を削って足首の軸が3mmほど奥に入るように加工。
これで膝下が3mmほど短くなります。
首、胴体の加工。
首と胴体のボールジョイントパーツを一旦切り離しそれぞれ、真鍮棒で2mm延長。
延長した個所は、この後瞬間接着パテで補強、成形しています。
今回はタンポ印刷済みの顔パーツのみ3種用意されていました。
そして、このタンポ印刷の出来が非常に素晴らしい!
なので、ウェザリングマスターでチークを入れてハイライトを加えたのみです。
胴体の筒状パーツの延長。
胴体のジョイント軸を2mm延長した為、キットのままだと隙間が空いてしまうので
胸と腹部の間に入る筒状のパーツを2個分使って延長しました。
ちなみに作例用キットの前に編集部様からテストショットを頂いていたので、
そちらからパーツを使わせて頂いております。
穂鷹アトリ完成(正面)。
こちらがスタイルバランスを変更して完成した姿。
スタイルの違和感が無くなったと思うのですがいかがでしょ…?
穂鷹アトリ完成(斜め前)。
肌色以外はいつも通りにグラデ塗装しています。
肌色に関しては関節がPOM素材なので塗装は出来ないと判断しました。
穂鷹アトリ完成(斜め後ろ)。
黄色いパーツはやはり金色に塗装した方が映えると思います。
因みに塗装レシピに関しては紙面の方で詳しく解説しております。
通常顔。
叫び顔。
ウインク顔。
この表情が私のお気に入りです。
それにしても意外というか…アオシマさんのタンポ印刷のレベルが高いのに驚き!
正直見縊っておりました、アオシマさん、ゴメンなさい!
ポージング。
POM素材製の関節パーツのお陰で非常に関節がしっかりしています。
アトリの決めポーズ(?)。
Vサインの手首も付属。
可愛いポーズが良く似合います。
アトランジャー完成(正面)。
アトランジャーはほぼキットのままで組んでグラデ塗装しています。
アトランジャー完成(斜め前)。
ポイントは赤と金色のメタリック塗装。
特に赤い部分は単色ではなく、複数のクリアカラーで変化をつけてみました。
塗装レシピについては紙面の方で詳しく解説しておりますので、
気になる方はぜひ、ホビージャパン2021年7月号をご覧ください。
アトランジャー完成(斜め後ろ)。
アトランジャー完成(背面)。
ポージング。
アトランジャーには握り手、武器持ち手、平手の3種の手首が付属しています。
手首は内側のディテールも細かく造形されていて、作り手のこだわりを感じます。
武器を装備。
剣は「ブロークンカッター」。
初代アトランジャー時のネーミングを踏襲しています。
武器を構える。
頭部分離形態「グランドタイガー」。
初代では戦車に頭部が乗っていたのでこのネーミングだったかと…。
胸部分離形態「マイティバード」。
こちらは初代のスタイルに近いシルエットです。
腕部分離形態「レッドクリッパー」。
こちらも初代に近いスタイルです。
脚部分離形態「ターゲットキャリア」。
初代とはかけ離れたスタイルながら、なぜか合体シリーズっぽさを感じる…。
続いてアトリと合体。
アトリの後頭部はパーツ接続穴の開いたパーツに交換しています。
アトランジャーのパーツは骨格フレーム以外バラバラに出来るので、
アトリと組み合わせればいろいろと組換え遊びが出来て楽しいです。
アトランジャーと穂鷹アトリのツーショット。
テイザービジュアルっぽく。
という感じの合体 アトランジャー ホビージャパン作例でした。
ロボと美少女の両方が楽しめて、プレイバリューも非常に高いキットです。
勿論、素組での満足度も高いのでパチ組で遊びたい方にもお勧めです。
アトリに関しては個人的な好みの問題かも知れませんが…
やはりスタイルバランスが気になってしまいました。
今回の作例のように弄ればかなり良くなると思うのですが…。
(弄る場合は自己責任でお願いします…)
とはいえ、新・合体シリーズの今後の展開には期待しております!
↓ホビージャパン様のYoutube「月刊ホビージャパンch」です。
今回の作例を動画で紹介して頂いておりますので是非ご覧下さいマセ。
↓ホビージャパンウェブ様の記事ページ。
2021年7月 RE/100 1/100 ガンイージ
近所のジョーシンで見つけたので衝動買いしたRE ガンイージ。
合わせ目消しがほぼ必要ないパーツ分割に、文句なしのスタイルバランス。
素組での完成度が非常に高く、買って良かったと素直に思えるキットです。
まだ量販店で売れ残っているのが勿体ない隠れた傑作だと思うんですが…。
そんなガンイージを今回はスジボリの練習を兼ねて組んでみました。
仮組(正面)。
全身にスジボリを追加した状態です。
ガンプラのスジボリ追加は以前HJメカニクス作例のメッサーラで挑戦しています。
その時はスジボリ追加自体初めてで、直線を引くのが精いっぱい…
今後の為にもスキルアップが必要だと実感した次第であります。
仮組(背面)。
スジボリを追加するにあたって気を付けたのは、
・元のスジボリやディテールとの違和感が出ないようにする。
・スジボリが煩くならないように良い塩梅を見極める。
上半身のスジボリ追加箇所は、
頭部左右、肩アーマー、腹部装甲、下腕部、腰アーマー(前、両サイド、後ろ)。
腰アーマー(後ろ)のスジボリ追加にはノギスを使っています。
脚部は膝周りにスジボリを追加しています。
今回、スジボリ追加に使ったシンワ測定のステンレス製ミニノギスです。
任意の幅で固定したノギスの計測部をパーツのフチにあてて、
フチに沿って動かしながら片方の尖った部分で彫れば、
フチに沿った均一の幅でスジボリを追加する事が出来ます。
他のモデラーさんがブログで紹介していたのを真似てみたのですが、
意外と簡単に出来たのでおススメの方法です。
直線にはハイキューパーツさんのスジボリガイド用テープ(右)。
折れ線にはGパーツさんのパネルラインガイド1(左)。
を、それぞれ使用しています。
パネルラインガイド1は折れ線パターンの溝が切ってあるガイドテープです。
初心者向けに開発された商品という事で非常に使いやすいです。
ちなみに工具はハイキューパーツさんのラインスクライバー等を使用。
今回、数少ない加工箇所のひとつ、手首の親指の切り離し加工。
親指の欠けた部分はランナータグから切り出したプラ板を溶着。
ピント合ってませんが…
流し込み接着剤で溶着して、乾燥したら成形加工。
別に市販のプラ板でも良いのですが、ランナータグは厚みが丁度良かったです。
工作箇所はもう一か所あります。
肩アーマー真ん中のスラスターっぽいディテールを切り去って、
コトブキヤMSGのダクトノズルに置き換えました。
キットのままだと合わせ目消しが面倒くさそうだったので。
肉抜きをエポパテで埋めたパーツ。
完成(正面)。
今回はいつものグラデ塗装は封印。
今主流(?)の同系色をパネルラインで色分けする塗装にしました。
完成(斜め前)。
カラーレシピは、
グリーン(薄)=AT-02 ライトグリーン(ガイアカラー)
グリーン(濃)=AT-02 ライトグリーン+026 ライトグリーン(ガイアカラー)
ブルー=AT-04 パープルグレー(ガイアカラー)
グレー=NP001 メカサフ へヴィ(ガイアカラー)
ガンメタ=123 スターブライト ジュラルミン(ガイアカラー)
グリーン(武器)=026 ライトグリーン(ガイアカラー)
トップコート=Ex-セミグロスクリアー プレミアム(ガイアカラー)
今回、サーフェイサーはメカサフ へヴィを初めて使用しました。
メカサフはそのまま「色」として使えるとの事だったのでグレー部分に使用。
色味的にはガイアカラーのニュートラルグレーIVとVの中間ぐらいかな。
完成(横)。
デカールはハイキューパーツさんの1/100 RB01 コーションデカールです。
完成(斜め後ろ)。
後頭部とビームバズーカのセンサー部分は付属のホイルシールを使用。
完成(背面)。
完成(反対側斜め前)。
全体的にガンイージの設定カラーよりも明るめの配色にしてみましたが、
どちらかというとガンブラスターの配色に近い雰囲気になりました。
ガンダムタイプのお顔の中でもかなりカッコ良い部類に入る頭部造形。
カメラアイのクリアパーツの内側にはホイルシールのあまり部分を貼っています。
肩アーマー中央のMSG ダクトノズルに置き換えたパーツ。
お気に入りは背面腰アーマーに追加したスジボリです。
親指を切り離した手首。
細かい拘りですが、やらずにはいられない性分なので…。
手首のみの写真。
腰アーマー裏側。
両サイドの腰アーマー裏側はエポパテで埋めて、スジボリを追加。
両肩のウエポンボックス。
ビームサーベルとミサイルも一応塗装しています。
こちらはMG Vガンダムと同じなので、作りが細かいです。
※センサーの内側にホイルシールの余りを貼っています。
ビームシールド。
プリント済みの稲妻模様が素敵。
ビームバズーカ。
左右モナカの合わせ目部分の大胆な段落ちモールドが潔くて好き。
お陰で合わせ目消しをしなくて済んだ。
RE/100は「MGはパーツが多くて面倒だから苦手」という自分のような人には、
比較的手軽に手が出せて、完成させると満足度も高いので良いなぁ…と思う。
実はRE/100全盛期に全く興味を示さなかった私…
今頃になってあの時買っておけばと後悔しつつ、再販を心待ちに過ごしています。
という感じのRE/100 1/100 ガンイージでした。
最初に書いた通り、素組での完成度が非常に高く、満足度の高いキットです。
今回、スジボリ追加の練習という事でしたが、完成してみての感想は…
写真でアップにしてみるといろいろ粗が見えてしまって…
もっと工作の精度を高めねばと…。
まだまだ精進せねば!ですね。
2021年6月 今年の干支「丑」モチーフのメガミデバイス
お年賀ツイート用に干支をモチーフにメガミデバイスを作ってみようかな…
という感じで昨年末から弄り始めたんですが…
結局完成したのは今年の6月…間に合わなかった…。
今年の干支「丑」モチーフのメガミデバイスです。
仮組A(2020年12月)。
牛っぽいヘキサ・ギア「デモリッション・ブルート」を使ってミキシング。
パワフルなシルエットになったけど、脚がシャープ過ぎて違和感あり…
仮組B。
脚部分を吾妻 楓の武装モード用ギアに変更。
更にデモリッション・ブルートの装甲をペタペタ…。
仮組Aよりは統一感が出た印象。
ですが、今一つ納得出来ずに暫く放置…。
結局、お年賀には間に合わず…。
仮組C(2021年3月)。
ホビージャパンの作例製作の為に一旦作業を中断。
3月頃に再開したんですが、思い切ってシンプルなスタイルに変更。
今更ですが、自分はゴテゴテしたミキシングは苦手なのかも知れません…。
頭部の装飾を変更して、メガミデバイスMSG ボトムスセットで近代化改修。
腕はWISMのグラップルからそのまま流用する事に。
結局デモリッション・ブルートのパーツはほとんど使わなかった…。
仮組D。
エーデルワイスから流用したパーツで装飾を追加しています。
最終的にこのスタイルに決定(胸パーツ以外)。
頭部の工作。
ロードランナー用ヘッドギア(ラプター付属の物)をベースに製作。
額正面に追加したのはフレームアームズ・ガール アーキテクトのパーツ 。
チンガードはWISMから流用。
その左右にMSG カスタマイズヘッドCに付属のパーツを加工して接着しています。
牛の角は「メガミデバイス 改造パーツセット10」に付属の物です。
写真の頭部に付いているグレーのパーツはMSG プラユニット 角モールド II。
アーキテクトのパーツに変えた為に出来る隙間を埋める為に付けています。
腰回りのネオジム工作。
今回、いつも使っている直径2mm×高さ1mmの丸形ネオジム磁石が在庫切れ…。
仕方なく手元にあった直径2.5mm×高さ1.5mmの物を使いました。
パンツ側は問題なく組み込めるのですが、胴体側に問題が…
0.5mmの厚み分内側に出っ張ってしまいます…。
そのままでは写真の内部関節パーツが入らないので、白いパーツの両サイドを面一になるように削って対処。
パンツ側のネオジム磁石は瞬間接着パテで固定しています。
一応組む事が出来ました。
でも、腰のネオジム工作には直径2mm×高さ1mmの丸形がベストだと思います。
塗装途中(2021年6月)。
実は2021年3月の時点で工作が全て完了していたのですが、
再びホビージャパンの作例製作のお仕事が入り、6月まで中断しました。
写真は顔、頭部等のクリアコート直後。
クリアコートにはMr.カラーGX スーパークリアーIIIを使用しています。
こちらは本体の塗装途中。
ちなみにボディはグリーン→黒→白の順番で色を吹いています。
写真は最初にグリーンを吹いた直後。
クリアトップコートが終了した状態で組んだ頭部。
この時点で塗装のはみだし等をチェックして、見つけたらリタッチ。
同じくクリアトップコートが終了した状態で組んだ足。
最後にガイアカラーのEx-セミグロスクリアープレミアムで半ツヤ仕上げ。
お顔はいつも通りタンポ印刷を消して、塗装後に瞳デカールを貼っています。
ちなみに今回はMr.カラー LASCIVUSのホワイトピーチをベースの肌色に使用。
シャドーはガイアカラーのシャドーフレッシュを使い、オーバーコートにはMr.カラー LASCIVUSのクリアーペールオレンジを使いました。
全パーツの塗装完了。
最終組み立て直前の画像です。
デカールはハイキューパーツ製を使用しています。
髪と肌色部分はつや消し仕上げ、それ以外の部分はセミグロス仕上げです。
完成本体(正面)。
丑年なので「牛」をイメージした白黒で色分けしました。
あえて胸とお腹を肌色にする事で牛っぽさを強調出来た…かな?
完成本体(斜め前)。
腕、足元に付けた牽引フック的なパーツのみデモリッション・ブルートから流用。
完成本体(背面)。
実は首の下の肌色部分は元々白色で作っていたのですが、
組立てる時に首関節がグラグラになってしまったので急遽作り直したパーツ。
(なので、ここだけ合わせ目消しをしていません…)
結果的に作り直し時に思いつきで肌色にしたのが良い感じに。
完成本体(斜め後ろ)。
背中とメガミMSGボトムスセットの足部分にスジボリを追加。
牛の白黒模様をイメージした色分け箇所を増やしました。
完成本体(横)。
ここで塗装レシピ。
白=ニュートラルグレー4(影)・クールホワイト(ハイライト)
※白と黒はGXクリアバイオレットでオーバーコート。
ガンメタ=スターブライト ジュラルミンにGXクリアブラックでシャドー。
※ガンメタ部分はGXクリアブラウンでオーバーコート。
緑=ビリジアングリーン(影)・エヴァグリーン(ハイライト)
※緑はGXクリアグリーンでオーバーコート。
通常顔1。
前髪はChaos & Pretty ウィッチからの移植です。
SOL ロードランナーの顔って、実は普通の肌色が似合うんですよ。
※以前作ったメガミデバイスでも肌色で塗装しました。
通常顔2。
キリッとした笑顔もいいですが、こちらの表情も可愛くて好き。
ちなみに首輪のパーツは改造パーツセット07に付属の物です。
ニヤリ顔。
この顔はまるで別人…って感じがしますが、実は使い勝手が良い表情。
武器は朱羅 忍者付属の忍者刀。
このキャラに似合うのはゴツイ武器でしょ!という事でチョイス。
右手のみ武器用持ち手を製作しました。
腰に装着するアーマーユニットは単体でドローン形態に変形できます。
ドローンアーム(正面)。
実は元々予定に無かったドローン形態。
組み立ててフライングベースに乗せてみた時に思いつきました。
なので中央先端のパーツは急遽、吾妻 楓付属のパーツを使い製作しました。
ドローンアーム(斜め横)。
本体装着時に左腰に来る箇所に忍者刀がマウントされています。
ドローンアーム(背面)。
ドローンアーム(斜め後ろ)。
フル武装(正面)。
ドローンアームを腰に装着した状態です。
フル武装(斜め前)。
腰のアーマー部分はランチャー HELL BLAZEのパーツにMSG エクスアーマーのパーツを組み合わせています。
フル武装(斜め後ろ)。
後ろの剣状のパーツは尻尾です。
その左右に付いているのは大容量バッテリーパックという設定。
フル武装(背面)。
尻尾はエーデルワイスとChaos & Pretty ウィッチ付属のパーツ。
大容量バッテリーパックはWISM スナイパー用武器のパーツ。
フル武装(斜め後ろ俯瞰気味)。
フル武装(斜め前俯瞰気味)。
今回のメガミのキャッチフレーズは「パワフル且つスマート」…かな?
以下、ポージングキャラリー。
私が一番好きなのがこのアングル。
ニヤリ顔でのポージングは何故か不穏な雰囲気が漂う…。
腰のアーマーは広げるとフライトユニットとしても使える…のか?
おとぼけ顔でのポージングも楽しい。
今回はカッコよさ:可愛さ:エロさの比率が5:3:2ってとこでしょうか。
自己採点ですが、まあまあバランス良い感じに出来たかなぁ…と。
という感じの今年の干支「丑」モチーフのメガミデバイスでした。
気が付いたら今年最初のメガミデバイスです、6月だというのに…。
去年は6月の時点でメガミデバイスだけで4体作っていました。
今年は有難いことにホビージャパンの作例のお仕事を続けて頂いたので…
前半は趣味プラに充てる時間が少なかった…。
という言い訳をしつつも、まだまだメガミデバイスを作りたい!
なので、既に次のネタを仕込み中だったりします!
2021年1月 HG 1/144 ガンダムTR-1ヘイズル・アウスラ 次世代量産機(実戦配備カラー)ホビージャパン作例
2021年最初のホビージャパン作例です。
前回HJメカニクスで担当させて頂いたメッサーラに続いてのガンプラ。
しかも、今回は「ガンダム」です。
私の作例が掲載された「月刊ホビージャパン2021年4月号」。
(2021年2月25日発売)
巻頭特集は「匠が教えるとっておきディオラマテクニック2021」
いつか本格的にディオラマにも挑戦してみたいなぁ…
仮組正面。
今回私が担当させて頂いたのは…
「1/144 ガンダムTR-1ヘイズル・アウスラ 次世代量産機(実戦配備カラー)」。
仮組背面。
緊急脱出ポッド「プリムローズ」。
パーツ差し替えで再現出来ます。
逆側。
実はAOZについてはあまり詳しくなかった私…
今回の作例を担当するに当たりネット検索で調べまくったのですが…
正直AOZの系譜が複雑過ぎて未だついていけていない…。
腕の工作。
塗装し易いように肘関節の後ハメ加工を行いました。
肩アーマーは後ハメ加工出来る隙間が無かったのでネオジム磁石固定に変更。
手首には市販の丸モールドを加工してポリキャップ隠しパーツを追加しました。
あと、右肩上部の武装接続部分がポリキャップむき出しだったので、
市販のABS製パーツに換えて塗装出来るようにしました。
股関節の近代化改修。
可動範囲を広げる為、HG GM/GMの股関節パーツを移植しました。
GM/GMの股関節の接続位置に合わせて本体側に3mmの穴を貫通。
そこへランナーから切り出した受け軸を差し込みました。
足首アンクルガードの工作。
後ハメ出来るように分割位置を変更しています。
腰アーマーの工作。
腰アーマー裏側と予備マガジン裏側の肉抜きをエポパテで埋めています。
リアアーマー裏側には「ビルダーズパーツHD MS アーマー01」のパーツを加工して貼り付けました。
肉抜き箇所の工作。
基本的にエポパテで埋めています。
ちなみに私はウェーブ・エポキシパテ(軽量・グレー)を愛用。
硬化後の軽さと切削し易さが丁度良いです。
足底ブーツパーツの後ハメ 。
以下の手順で組めば、ブーツパーツの左右接着後でも後ハメ、分解出来ます。
まず、足底パーツをつま先からはめる。
青いパーツをはめる。
これで合わせ目消し後、塗装後でも組む事が出来ますよ。
プリムローズ(完成)。
背面。
反対側。
ヘイズル・アウスラ(完成)正面。
今回、本来キットに付属する予定のデカールが間に合わず、
MG 1/100 ヘイズル・アウスラ用のデカールを使用しています。
ナナメ前。
全体的に黒サフを下地にグラデ塗装をしています。
青色部分はコバルトブルー+インディブルーに赤少々。
紺色部分はネイビーブルー+コバルトブルーに赤少々。
グレーはガイアカラーのニュートラルグレーIII。
黄色はオレンジイエロー。
赤は以前ガンダム用に作った物です(詳細覚えていませんでした…)。
横。
背面。
サブ・アーム・ユニットを展開。
強化型/シールド・ブースターを装備。
背面。
実は強化シールドの内側の塗分け資料を探すのに苦労しました…。
という感じのTR-1ヘイズル・アウスラ 次世代量産機(実戦配備カラー)でした。
最近、自分の塗装スキルに満足いかない事が多々ありまして…
もうちょっと工夫出来ないか模索していこうと思案中です。
2021年3月 フレームアームズ・ガール レティシア
桜ミクと同時製作していました。
折角なのでミクの相棒的な感じに仕上げてみる事に…
仮組。
桜ミクとは逆に腕部分を桜ミクから流用しています。
スカートはアーキテクトの物を加工して流用しました。
さらに桜ミクの相棒として楽器を装備。
M.S.G ウェポンユニット05 ライブアックスを持たせました。
スカート周りの加工。
腰パーツとスカートパーツ双方を削って加工しています。
腰パーツの加工箇所。
アーキテクトのスカートが収まるようにかなり削っています。
スカートを付けた状態。
スカートは後ろ半分のパーツをピンク色のパーツで挟んで固定しています。
スカート前半分はいろいろ悩んだ挙句、胴体腰とネオジム磁石で固定する事に。
M.S.G.の肉抜きをエポパテで埋める。
(一緒に写っているピンクのパーツは桜ミクの腰ユニット)
桜ミク同様R-66さんのオリジナル瞳デカールを使用しています。
今回使用したのは「E1-A」。
完成正面。
塗分けはほぼ設定通り。
ボディのピンク色は桜ミクより濃いめに設定しました。
横から。
塗装レシピは…
髪色は桜ミクと同じくVO-13 コーラルピンク(ガイアカラー)をベースに、
ハイライトはコーラルピンク+ホワイト。
ボディのピンクはメガサイズ ガンダム用に作った赤(モンザレッド+ワインレッド)のベース色とシャドー色でグラデ塗装。
黒はGX2 ウイノーブラック(クレオス)をベースにハイライトは黒+マホガニー。
メタリックグリーンはシルバーの上からクリアグリーンを吹いています。
背面。
桜ミク同様、 髪の毛にGX105 GXクリアピンク(クレオス)を吹いています。
お顔は3種類製作しました。
こちらは左目線の「頬笑み」顔。
正面目線で舌を出した「ベー」顔。
上機嫌な「ニャハ」顔。
スカート前半分のネオジム磁石固定。
完成したM.S.G ウェポンユニット05 ライブアックス。
038 プライマリーメタリックレッドと121 スターブライト シルバーで塗装。
弦の部分はタミヤ ウェザリングカラーのライトガンメタルを使いました。
裏側。
ライブアックスを装備してポージング。
私のお気に入りは「ニャハ」顔。
この表情顔は瞳の色関係なく使えるので桜ミクにも使えて便利です。
あまり楽器に詳しくないので…
ギター演奏ポーズの幅が広がらない…。
後ろ姿も中々良い感じ(いろんな意味で…)。
桜ミクとユニット結成!
フレディ・マーキュリーとブライアン・メイをリスペクト。
日本人なら「B'z」に例えるべき…?
…てな感じのフレームアームズ・ガール レティシアでした。
久々のフレームアームズ・ガール。
久々の2体同時製作。
ガールズプラモ自体も久々で、忘れていた製作の注意点を再認識したりと…
反省点も多少ありましたが、やっぱ、ガールズプラモは楽しいですね。
2021年3月 フレームミュージック・ガール 桜ミク
久々のフレームアームズ・ガール系です。
今回は桜ミクとレティシアを同時製作しています。
仮組。
実はこの写真は2020年7月に撮ったものです。
途中、ホビージャパンの作例のお仕事等があったりで…
完成までに半年程掛かっております。
今回はR-66さんのオリジナル瞳デカール「E-1B」を使用しています。
桜ミク付属の瞳デカールよりもグラフィックが細かく、表情のバリエも豊富で、
デフォ顔とちょっと違う表情にしたい人にお勧めです。
フレガ以外にも一部のメガミデバイスにも使えます。
肌色パーツの塗装途中。
右側に写っているのは同時製作のレティシアのお顔。
肌色パーツは成型色を生かすために瞬間カラーパテ(フレッシュ)で接着。
リタッチにはFG-01 プラスチックフレッシュ(ガイアカラー)。
シャドー吹きはFG-03 シャドウフレッシュ(ガイアカラー)。
口の中の塗装とハイライトはエナメル塗料。
チークはパステルを削って使っています。
完成正面。
今回はストレートには組まず、腕パーツをレティシアから流用しました。
ツインテールの飾りはサクランボを使わずにノーマルミクのパーツを使用。
塗分けはほぼ設定通りですが、ヘッドギアはメタリックレッドに変更しました。
横から。
塗装レシピは…
ピンク色はVO-13 コーラルピンク(ガイアカラー)をベースに、
ハイライトはコーラルピンク+ホワイト。
白色はGX1 クールホワイト(クレオス)にシャドーをコーラルピンク+ホワイト。
メタリックレッドは038 プライマリーメタリックレッド(ガイアカラー)。
背面。
髪の毛のみGX105 GXクリアピンク(クレオス)でシャドーを足しています。
ボディのピンクに比べて少し色味に深みが出せた気がします。
お顔は3種類製作しました。
こちらは「ニッコリ」顔。
口もR-66さんのデカールを使用しています。
「キリッ」顔。
「左目線」顔。
腰部ユニットは038 プライマリーメタリックレッド(ガイアカラー)で塗装。
メタリックレッド部分はGX108 GXクリアバイオレットでシャドー吹き。
腰部ユニット展開。
ポージングするも、手持ち無沙汰な印象…
…という事で、マイクを装備!
やっぱりマイクを持つとポーズが決まりやすいです。
歌うミクさん。
更にマイクスタンドも装備。
フレディ・マーキュリーさんをリスペクトしてみました。
なんとなく魔法少女の杖みたいでいい感じ。
ピースサインで決めポーズ。
最後に以前作ったノーマルミクさんとデュオ。
…という感じのフレームミュージック・ガール 桜ミクでした。
私個人的には苦手だったピンク色塗装のある意味リベンジで製作した桜ミク。
中々良い感じに仕上がったかな…?と感じております。